「飛行機に乗らなくてもマイルが貯まる」と聞いたとき、正直なところ半信半疑でした。
でも実際にカード選びと決済の仕組みを整えてみると、日常の支出だけで年間数万マイルが貯まるようになりました。私の場合、年間マイルの半分以上はフライト以外から得ています。
この記事では、ANAマイルを効率よく貯めるための3つの方法を、私の実体験をもとに解説します。これからマイルを貯め始めたい方にも、すでに貯めているけどもっと効率を上げたい方にも、参考になる内容です。
※この記事の情報は2026年3月時点のものです。カードの還元率や特典内容は変更される場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
マイルを貯める3つの方法
ANAマイルを貯める方法は、大きく分けて3つあります。
1つ目は「フライトで貯める」。2つ目は「カード決済で貯める」。3つ目は「ポイント交換で貯める」。
それぞれの方法を、具体的な数字と一緒に見ていきましょう。
方法1:フライトで貯める
最もシンプルな方法です。ANAの飛行機に乗ると、搭乗距離と運賃種別に応じてマイルが積算されます。
ただし、フライトで貯まるマイルだけでは、年に数回しか飛ばない方にとっては大きな金額にはなりにくいのが現実です。
ここで重要なのが「搭乗ボーナスマイル」。ANAカードの種別に応じて、通常のフライトマイルに加えてボーナスが上乗せされます。
私が使っているANA アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カードの場合、搭乗ボーナスマイルはフライトマイルの50%。つまり、通常1,000マイルのフライトなら、追加で500マイルが加算されて合計1,500マイルになります。
カード選びひとつで、同じフライトでも貯まるマイルが1.5倍になるわけです。
方法2:カード決済で貯める(陸マイラーのメイン)
飛行機に乗らなくてもマイルが貯まる、いわゆる「陸マイラー」の基本的な方法です。対象のクレジットカードで日常の支出を決済するだけで、マイルやマイルに交換できるポイントが貯まります。
私が実際に使っているカードごとの還元率を整理します。
ANA アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カード
| 利用シーン | 還元率 |
|---|---|
| 一般加盟店 | 100円=1マイル(1%) |
| ANAカードマイルプラス加盟店 | 100円=合計3マイル相当 |
| ANA航空券購入 | 100円=合計4.5マイル相当 |
ANA航空券の購入時に100円あたり4.5マイル相当が貯まるのは、このカードの大きな強みです。年会費165,000円(税込)と高額ですが、航空券をまとまった金額で購入する方には十分に元が取れます。
さらに、毎年カード継続時に10,000マイルが自動的にもらえます。
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カード
| 利用シーン | 還元率 |
|---|---|
| 一般加盟店 | 100円=3 Marriott Bonvoyポイント |
| Marriott系列ホテル | 100円=6 Marriott Bonvoyポイント |
このカードで貯まるのはMarriott Bonvoyポイントです。直接マイルにはなりませんが、ポイント交換でANAマイルに変換できます(後述の「方法3」で詳しく解説します)。
私はこのカードを日常決済のメインにしています。ホテルポイントとしても、マイルの原資としても使えるのが便利です。
三井住友カード ゴールド(NL)
AMEXが使えない店舗でのメインカードとして、三井住友カード ゴールド(NL)を使っています。対象のコンビニ・飲食店ではスマホタッチ決済で最大7%のVポイント還元があります。
年間100万円利用で年会費が永年無料になり、さらに毎年10,000ポイントが付与されます。私はIDARE(イデア)へのチャージも活用して、この100万円の条件を想定より早く達成しました。
詳しくは「三井住友カード ゴールド(NL)100万修行の全手順」で解説しています。
方法3:ポイント交換で貯める
カード決済で貯めたポイントを、ANAマイルに交換する方法です。私が最も効率が良いと感じているのは、Marriott Bonvoyポイントからの交換です。
Marriott Bonvoyポイント → ANAマイルの交換レート
基本レートは3ポイント=1マイル。ただし、60,000ポイントをまとめて交換すると、ボーナスとして5,000マイルが加算されます。
つまり、60,000ポイント → 25,000マイル。この25,000マイルは国内線の往復特典航空券に相当する額です。
| 交換ポイント数 | 獲得マイル | ボーナス |
|---|---|---|
| 3,000ポイント | 1,000マイル | なし |
| 30,000ポイント | 10,000マイル | なし |
| 60,000ポイント | 25,000マイル | 5,000マイルのボーナス込み |
ボーナスは60,000ポイント単位で付与されるため、交換するときは60,000の倍数でまとめて交換するのがおすすめです。
なぜMarriottポイント経由が良いのか
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カードは、一般加盟店での決済で100円=3ポイントが貯まります。60,000ポイントを貯めるのに必要な決済額は200万円です。
200万円の決済で25,000マイル。これはマイル還元率に換算すると約1.25%。日常決済カードとしてはかなり高い水準です。
さらに、このポイントはマイルに交換せず、Marriottホテルの無料宿泊にも使えます。「マイルに換えるか、ホテルに使うか」を選べる柔軟性がMarriottポイントの魅力です。
年間どれくらいマイルが貯まるのか(私の場合)
参考として、私の年間マイル積算の内訳をおおまかに紹介します。
| 積算方法 | 年間マイル(概算) |
|---|---|
| フライト(搭乗ボーナス含む) | 30,000〜50,000マイル |
| ANA AMEX Premium 決済(航空券中心) | 15,000〜20,000マイル |
| Marriottポイント → マイル交換 | 20,000〜25,000マイル |
| ANA AMEX Premium 継続ボーナス | 10,000マイル |
| 合計 | 75,000〜100,000マイル以上 |
この量があれば、国内線の特典航空券なら年に3〜4往復分。国際線のエコノミーなら近距離1〜2往復分に相当します。
マイルの使い道
貯めたマイルの一番お得な使い方は、特典航空券への交換です。
ANAの国内線特典航空券は片道7,500マイル〜(ローシーズン)。往復15,000マイルで飛べる路線もあります。現金で買えば3〜4万円する航空券が、マイルならタダ。この「1マイル=2円以上」の価値になる瞬間が、マイルを貯める一番のモチベーションです。
私は旅で貯まったマイルを、妻との旅行にも使っています。「航空券がタダだし、行こうか」と気軽に旅行に行けるのは、マイルのおかげです。
初心者におすすめの始め方
「いきなりAMEXプレミアムは敷居が高い」という方には、以下のステップをおすすめします。
Step 1:三井住友カード ゴールド(NL)から始める
年会費5,500円(100万円利用で永年無料)と手頃で、AMEXが使えない場面の補助カードにもなります。まずはこのカードで「カードの使い分け」に慣れるのが良いと思います。
Step 2:旅行スタイルに合うAMEXカードを1枚追加
ホテルをよく利用する方 → Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カード
マイルを効率よく貯めたい方 → ANA アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カード
まず試してみたい方 → ヒルトン・アメリカン・エキスプレス®・カード(年会費16,500円)
Step 3:日常決済を集約する仕組みを作る
「この場面ではこのカード」というルールを決めてしまえば、あとは日常の支出がそのままマイルの原資になります。固定費、食費、日用品、旅行代…すべてをカードに集約するだけで、意識しなくてもマイルが貯まっていきます。
まとめ
ANAマイルを貯める方法は「フライト」「カード決済」「ポイント交換」の3つ。私は後者の2つがメインで、飛行機に乗らなくても年間数万マイルを積み上げています。
大事なのは、自分の支出パターンに合ったカードを選ぶこと。そして、決済を集約する仕組みを一度作ってしまうこと。そこからは日常生活を送るだけで、マイルが自然と貯まっていきます。
この記事が、あなたのマイルライフの第一歩になれば嬉しいです。

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