吉田修一の長崎を歩く|小説とエッセイの舞台を巡る文学散歩×マイル旅

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旅先で、好きな作家の小説に出てくる場所を歩く。これは、観光ガイドには載っていない旅の楽しみ方です。

私は吉田修一さんのファンです。長崎出身の吉田修一さんは、長崎を舞台にした作品を数多く書いています。『国宝』『長崎乱楽坂』『横道世之介』『7月24日通り』——読むたびに、長崎の街が立体的に浮かび上がってくる。

今回の長崎旅行では、定番の観光スポットに加えて、小説やエッセイに登場する場所やグルメを実際に巡ってみました。本で読んだ風景に自分が立っている感覚は、普通の観光とはまったく違う深さがあります。


目次

吉田修一と長崎

長崎が生んだ作家

吉田修一さんは1968年、長崎市生まれ。『パレード』で山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で芥川賞、『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞するなど、現代日本文学を代表する作家のひとりです。

長崎で生まれ育った吉田修一さんの作品には、長崎の坂道、港、路面電車、中華街、そして長崎ならではの多文化が混ざり合った空気が自然に溶け込んでいます。

長崎を舞台にした主な作品

  • 『国宝』:1964年、長崎の老舗料亭で生まれた歌舞伎役者・立花喜久雄の一代記。長崎の裏社会から大阪の芸能の世界へ。映画化もされた代表作
  • 『長崎乱楽坂』:長崎の坂の町を舞台にした物語
  • 『横道世之介』:長崎出身の青年が上京する青春小説。長崎パートの描写が印象的
  • 『7月24日通り』:長崎を舞台にした恋愛小説

ANA機内誌『翼の王国』のエッセイ

吉田修一さんは、ANAの機内誌『翼の王国』で旅のエッセイを連載していました。「空の冒険」「作家と一日」「あの空の下で」「最後に手にしたいもの」など、複数のシリーズが書籍化されています。

ANAに乗るたびに機内誌で吉田修一さんのエッセイを読むのも、飛行機旅の楽しみのひとつでした。蒸留所巡りでANAを頻繁に使っている私にとって、吉田修一さんのエッセイはフライトの良い旅の序章でした。


長崎で歩いた吉田修一ゆかりの場所

坂の町——長崎の原風景

吉田修一さんの作品を読むと、長崎の坂道がたびたび登場します。オランダ坂、グラバー園へと続く坂、そして路面電車が走る街並み。

実際に歩いてみると、坂の傾斜、石畳の質感、坂の上から見下ろす港の景色——小説で読んだ「あの場面」が目の前に現れる瞬間がある。その瞬間が、聖地巡礼の醍醐味です。

新地中華街

日本三大中華街のひとつである長崎新地中華街は、長崎を舞台にした作品にもたびたび登場する場所です。長崎ちゃんぽん、皿うどん、角煮まんじゅう——長崎のグルメが集まるエリア。

小説に出てくるグルメを実際に食べてみるのも、文学散歩ならではの楽しみです。

眼鏡橋と中島川

中島川にかかる眼鏡橋は、長崎のシンボルのひとつ。吉田修一さんの作品にも、中島川や周辺の街並みが描かれています。

川面に映るアーチが眼鏡のように見える姿は、写真で見るより実際のほうがずっと美しかった。夕暮れどきに訪れるのがおすすめです。

長崎港——『国宝』の始まりの地

『国宝』の冒頭は、1964年元日の長崎から始まります。長崎港は、物語の中で重要な意味を持つ場所です。

長崎マリオットホテルのハーバービュースイートから眺める長崎港の夜景を見ながら、『国宝』の冒頭を思い出すという贅沢な体験ができました。小説の風景と現実の風景が重なる瞬間は、本好きにはたまらないものです。


文学散歩の楽しみ方——5つのポイント

吉田修一作品の聖地巡礼に限らず、文学散歩を楽しむためのポイントをまとめます。

1. 旅の前に作品を読み返す

旅行が決まったら、その土地を舞台にした作品を読み返す。以前読んだときとは違う解像度で読めるし、「ここに行ってみよう」というスポットが見つかります。

2. 地図と小説を照らし合わせる

長崎なら、小説に出てくる地名を実際の地図にプロットしてみる。「このシーンはこのあたりか」と想像するだけで、旅の計画が楽しくなります。

3. 作品に出てくるグルメを食べる

小説やエッセイに登場する料理やお店。実際に食べてみると、味覚と物語が結びついて、旅の記憶がより深くなります。

4. 同じ目線で街を歩く

登場人物が歩いた坂道を自分も歩く。見上げた空を自分も見上げる。同じ目線で街を体験すると、作品への理解がぐっと深まります。

5. 時間に余裕を持つ

文学散歩は効率的な観光とは相容れない部分があります。「ここが、あのシーンの場所か」と立ち止まる時間、カフェで本を開く時間。そういう余白が大切です。

Marriott Bonvoy チタンエリートのレイトチェックアウト16時は、こういう旅のスタイルと相性がいい。朝からゆっくり街を歩いて、午後にホテルに戻って本を読んで、また夕方から出かける。そんな贅沢な時間の使い方ができます。


ANAマイルと文学の旅

私がマイルを貯めている理由は、蒸留所巡りとクラフトビール巡りが第一ですが、「好きな作家の舞台を訪ねる旅」もその延長線上にあります。

吉田修一さんが『翼の王国』に連載していたエッセイ。ANAの機内で読んだ旅のエッセイに触発されて、長崎を再訪したいと思ったのも事実です。ANAマイルで航空券を取り、長崎マリオットにチタンエリートの特典で泊まり、吉田修一さんの小説に出てくる場所を歩く。カード・マイル・ホテルの仕組みは、こういう「自分だけの旅」を実現するための道具です。

長崎は、歴史、文学、グルメ、クラフトビール——どの切り口でも楽しめる街です。もし吉田修一さんの作品を読んだことがあるなら、長崎旅行に文学散歩を加えてみてください。本で読んだ風景に実際に立つ体験は、旅の満足度を一段引き上げてくれます。


参考:吉田修一 長崎関連作品リスト

タイトル 長崎との関連
『国宝』(上・下) 長崎の老舗料亭から始まる歌舞伎役者の一代記
『長崎乱楽坂』 長崎の坂の町が舞台
『横道世之介』 長崎出身の青年の青春小説
『7月24日通り』 長崎を舞台にした恋愛小説

参考:吉田修一 旅エッセイ(ANA『翼の王国』連載)

タイトル 概要
『空の冒険』 旅先でのエッセイ集
『作家と一日』 作家の日常と旅のエッセイ
『あの空の下で』 旅と人との出会いのエッセイ
『最後に手にしたいもの』 旅と人生を考えるエッセイ

この記事は、吉田修一さんの作品の著作権を尊重し、あらすじの詳細な引用は避けています。作品の内容は実際にお手に取ってお楽しみください。

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この記事を書いた人

ウイスキー蒸留所とクラフトビール醸造所を巡るのが旅の目的。SFC修行が楽しすぎてANAダイヤモンドまで到達。Marriott Bonvoy チタンエリート。AMEX4枚+三井住友ゴールド(NL)の使い分けを実体験で発信中。

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