チェックインのとき、フロントの方が「お部屋をアップグレードさせていただきました」と言った。
長崎マリオットホテル。通常の部屋を予約していたのに、案内されたのは13階のハーバービュースイート。部屋に入ると、窓の向こうに長崎港が広がっていた。妻と二人、しばらく窓の前に立ったまま景色を眺めた。
Marriott Bonvoy チタンエリートの特典のひとつが、このルームアップグレードです。ただし、正直に言うと「毎回スイートになる」わけではありません。この記事では、長崎マリオットホテルでの滞在と、チタンエリートのアップグレード事情を、実体験をもとにお伝えします。
長崎マリオットホテルとは
長崎マリオットホテルは、JR長崎駅かもめ口から徒歩約1分という抜群の立地にあるホテルです。西九州新幹線の始発駅である長崎駅に隣接しており、長崎空港からもリムジンバスで約45分(長崎駅前下車後、徒歩約5分)でアクセスできます。
長崎観光の拠点として、これ以上ない場所にあると感じています。軍艦島ツアーの発着港にも近く、出島やグラバー園といった観光スポットへも路面電車やタクシーですぐに移動できます。
チタンエリートでハーバービュースイートにアップグレード
予約した部屋と、案内された部屋
予約していたのは通常のスタンダードルーム。チェックイン時に「上のお部屋をご用意しました」と案内されたのが、13階のハーバービュースイートでした。
ハーバービュースイートは73㎡の広さがあり、キングベッド、リビングスペース、バルコニーにソファを備えています。ホテル内には4室しかないスイートルームです。
部屋からの眺望——正直に言うと
13階からの眺望は、長崎港を見渡せるロケーションです。ただし、正直に言うと、すぐ下に駐車場が見えるのは少し残念でした。
でも、夜になると景色が一変します。長崎港の夜景は素敵で、港の灯りと対岸の明かりが水面に映る光景は、しばらく見ていても飽きないものでした。日中の眺望に少し物足りなさを感じた分、夜景の美しさが際立ったのかもしれません。
M CLUBラウンジ
ハーバービュースイートにはM CLUBラウンジのアクセスが付いています。軽食やソフトドリンク、コーヒー、紅茶が24時間利用でき、観光の合間にふらっと立ち寄って休憩できるのがありがたかった。
レイトチェックアウト16時の恩恵
チタンエリートの特典の中で、私が一番価値を感じているのがレイトチェックアウトです。通常のチェックアウトは11時ですが、チタンエリートなら16時まで延長できます。
長崎マリオットでの滞在でも、この5時間の差は大きかった。
最終日の午前中、もう一度街に出て観光を楽しみ、昼過ぎにホテルに戻ってシャワーを浴びて、荷造りをして帰る。この余裕があると、旅の最終日が「帰るだけの日」ではなく、最後まで楽しめる1日になります。
普通のチェックアウト11時だと、朝食後すぐに荷物をまとめて、バタバタとチェックアウトすることになる。16時まであると思うだけで、朝の時間の使い方がまったく変わります。
チタンエリートのアップグレード——期待しすぎないのがコツ
毎回スイートになるわけではない
チタンエリートには「スイートを含む客室アップグレード」の特典がありますが、これは「空き状況による」という条件付きです。
私はこれまでMarriott系ホテルで何度もアップグレードを経験していますが、スイートへのアップグレードは毎回ではありません。1ランク上の部屋になることもあれば、予約した部屋のままということもある。長崎マリオットでのハーバービュースイートへのアップグレードは、正直なところ、かなり嬉しいサプライズでした。
アップグレードされやすい条件
経験上、アップグレードされやすいと感じるのは以下のような場面です。
- 平日の宿泊:週末やハイシーズンは満室になりやすく、上位の部屋に空きがないことが多い
- 連泊:1泊より2泊以上の方が、アップグレードの配慮をいただける印象がある
- チェックインが早い時間帯:上位の部屋がまだ空いている可能性が高い
ただし、これはあくまで私の印象です。Marriottの公式な基準があるわけではなく、ホテルの判断によるところが大きいと思います。
チタンエリートに必要な75泊をどう達成したか
「チタンエリートのアップグレードはいいけど、75泊なんてどうやって達成するの?」と思う方もいるでしょう。
私の場合、以下の内訳で達成しました。
- Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス® プレミアム・カード保有:15泊分(カードを持っているだけで年間15泊分の宿泊実績がカウントされます)
- 実宿泊(前半):35泊(累計50泊でプラチナエリートに到達)
- 年間チョイス特典:5泊分(プラチナエリート到達後に選択可能。宿泊実績5泊分を選択)
- 実宿泊(後半):20泊(累計75泊でチタンエリート達成)
注意点として、年間チョイス特典はプラチナエリート(50泊)に到達しないと選択できません。最初から20泊分の実績を確保できるわけではないので、計画的に泊数を積み上げる必要があります。
75泊と聞くと多く感じますが、蒸留所巡りやクラフトビール巡りで毎月旅行している私にとっては、気づいたら到達していた、というのが正直な感覚です。
長崎マリオットを拠点にした観光
長崎マリオットホテルの魅力は、長崎観光の拠点として最適な立地にあることです。私が実際に巡ったスポットをいくつかご紹介します。
定番の観光スポット
- 軍艦島(端島):世界遺産。上陸ツアーは長崎港から出発するので、ホテルからのアクセスが良い
- グラバー園:幕末から明治の洋風建築が並ぶ。長崎港を見下ろす高台にある
- 大浦天主堂:国宝。グラバー園のすぐ近く
- 出島:江戸時代の貿易拠点を復元。歴史好きにはたまらない場所
- 平和公園:長崎に来たら一度は訪れたい場所
- 眼鏡橋:中島川にかかる日本最古のアーチ型石橋
- 新地中華街:日本三大中華街のひとつ。長崎ちゃんぽんや皿うどんの本場
私のおすすめ
観光スポットの中で、個人的に印象に残っているのは軍艦島です。世界遺産に登録された廃墟の島を実際に目の前にすると、写真で見るのとはまったく違うスケール感がある。上陸ツアーは天候に左右されるので、レイトチェックアウトを活かして予備日を設けておくのもひとつの方法です。
長崎ならではの楽しみ方——文学とクラフトビール
吉田修一の長崎を歩く
長崎は、作家・吉田修一さんの舞台でもあります。私は吉田修一さんのファンで、長崎を舞台にした『国宝』をはじめ、著書は全般的に読んでいます。ANAの機内誌等に寄稿されていた旅のエッセイもひととおり読みました。
今回の長崎旅行では、小説やエッセイに登場するグルメや場所を実際に巡るという楽しみ方もしました。本で読んだ場所に実際に立つと、物語の風景がリアルに感じられて、観光ガイドだけでは味わえない深さがあります。
THE STADIUM BREWS NAGASAKI
長崎スタジアムシティにあるTHE STADIUM BREWS NAGASAKIにも足を運びました。旅先でその土地のクラフトビールを飲むのは、私にとって蒸留所巡りと並ぶ楽しみです。
スターバックス アミュプラザ長崎店
旅先では必ずスターバックスに立ち寄ります。マイストアパスポートの都道府県メダルを集めているからです。アミュプラザ長崎店で長崎県メダルを獲得しました。
アメリカン・エキスプレス® ゴールドプリファード・カードのスタバ特典(スターバックスカード オンライン入金20%キャッシュバック、年間最大5,000円)を使っているので、旅先のスタバ代は常にお得になっています。
長崎マリオットホテルの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ホテル名 | 長崎マリオットホテル |
| 住所 | 長崎県長崎市尾上町1-1 |
| アクセス | JR長崎駅かもめ口より徒歩約1分 |
| 長崎空港から | リムジンバスで約45分(長崎駅前下車後、徒歩約5分) |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 11:00(チタンエリートは16:00まで延長可能) |
| 客室数 | — |
| ハーバービュースイート | 73㎡・4室・13階・バルコニー付き |
まとめ
長崎マリオットホテルでの滞在は、チタンエリートの特典を実感できる体験でした。
スタンダードルームからハーバービュースイートへのアップグレード。レイトチェックアウト16時の余裕。M CLUBラウンジでのひとやすみ。どれも、旅の満足度を確実に上げてくれるものでした。
ただし、繰り返しになりますが、スイートへのアップグレードは「毎回ではない」のが現実です。期待しすぎずに、アップグレードされたらラッキーくらいの気持ちでいるのが、長く楽しむコツだと思います。
長崎は、歴史・文学・グルメ・クラフトビールと、何日いても飽きない街です。長崎マリオットホテルを拠点に、あなたなりの長崎旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介しているMarriott Bonvoyのステータス特典は、2026年3月時点の情報です。最新の特典内容はMarriott Bonvoy公式サイトでご確認ください。

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